人を行動に移させたいなら、まずは心を動かそう

こちらは私のお友だちで、ワインとマナーと

ブライダルコーディネートの専門家「岡澤ひとみ」さんが

講師を務めていらっしゃる学校の生徒さんたちと一緒に

１月２５日に開催されるお子さま体験イベントのお知らせです。

初めに目にしたのはインスタのストーリーズでの投稿でした。

ドレスを着たりヘアアレンジを楽しんだり、バーテンダーになってみたり……

うわー、都会はいいなーいろいろできて～って軽い気持ちで拝見してました。

ところが……、ところがです。

Facebookにも同じ告知があがってきたんですが

こちらはちょっと雰囲気が異なりました。

投稿にこんなメッセージが添えられていたのです

（了解をいただいて抜粋・掲載いたします）。

「動物園に行ったことがありません。」

「学校から、インターネット上の模擬試験を受けなさいと

言われたけれど、PCがないので受験できませんでした。」

厚生労働省「国民生活基礎調査」（2022年）によると、

日本の子どもの貧困率は11.5%。

一見豊かに見える現在の日本でも、

子どもの９人に1人が貧困という社会問題が存在しています。

これは、わずかな収入しか得られない世帯である結果、

十分な食事や教育を受けることができない子ども達が

多く存在していることを意味します。

貧困による子どもの体験格差もその1つ。

【大阪ホテル・観光&ブライダル専門学校】

ブライダル学科学生さんたちと、私とで

この半年間、こども食堂へのボランティア参加や

社協の方からの講義などを通して、様々なことを学んで来ました。

そんな学びの場に身を置き、実情を知った学生さんたちが

子どもたちの体験格差へのアプローチとして

先生である岡澤さんと一緒に企画されたのが、

このたびのお子様体験イベント「ホテルブライダルお仕事体験」だったんです。

そうした想いや背景、きっかけを知ることで

イベントへの関心が一気に高まりました。

人はイベントという「もの」には共感できませんが

その背景にある「想い」すなわち「感情」には共感できる人が多数います。

共感できれば心が動き、心が動けば行動に移したくなる。

改めて、想いを持ち、育てること、そしてそれを

きちんと届ける、伝えることの大切さを実感できました。

子どもたちの貧困の現状や、

その貧困から発生する体験格差を少しでも解消したい。

そうした現状が私たちの身近にも

存在していることに気付いて欲しい。

学生さんたちの温かな想いややさしさが込められたイベントです。

ぜひたくさんの方に届き参加くださる方がいらしゃいますように。

そこで「日記ブログ」です。

「スモールビジネスは人ですもの」といただいたコメント。

ものの告知や専門的な情報に「人」を感じることは難しいけれど、

日記記事には書き手の「人」がにじみます。

いや、にじませることができます。

いやいや、にじませなくちゃいけないのです。

にじませるのが難しければストレートに伝えてしまいましょう。

「感情」「想い」を。

言い換えれば、伝えたくなる想いを

ちゃんと自分の中に育んでおかなくちゃねってことかもしれません。

あなたもぜひじっくり考えて、言葉にしてみてくださいね。