「店頭からお米が消えた!」
「お米の値段が高い!」
などなど、このところお米のニュースで
世間がにぎわっています。
日本の農業を守り育て、後継者を育む施策を議論し
そろそろ本気になって政府が取り組まなくては
日本の未来がどんどん暗く、貧しいものになっていきそうで
恐ろしいなあと素人ながらに感じています。
そんな未来の日本を、明るく照らしてくれるお米づくりをはじめ
さまざまな野菜づくりなどの農業に取り組んでいらっしゃる
「農業女子」のお二人に、いろいろなお話をうかがう機会をいただきました。
女性の起業家育成をめざす、地元の取組み
私の地元・兵庫県西脇市では、「女性活躍推進事業」として
10年前から、地元の女性起業家の育成に力を入れています。
*ミモザ企業:兵庫県内企業の女性活躍を促進するための制度として創設。
女性活躍や多様な働き方等に積極的に取り組む企業等を
「ひょうご・こうべ女性活躍推進企業(ミモザ企業)」として認定している。ふたりの農業女子が届けたトークイベント
そのイベントで特別に開かれたのが「農業女子トークショー」。
お一人は、お父様のあとを「継いでしまった」ベテラン農家さん。
地域の農業に多大な貢献を重ねられ、黄綬褒章(おうじゅほうしょう)も
受章されている女性農業者リーダーさんです。
そしてもうお一人は、県外から移住してこられ、
先述の女性農業者リーダーの方に師事しながら
まったく初めての酒米づくりに挑戦し
農業女子アワード最優秀賞を受賞された農業女子の方。
という懸念はすぐに吹き飛び、終始、笑いがいっぱい!
お話の最後は「なんで泣けるんやろー」と、笑いながら
感動の涙を浮かべる女性が続出した、それはそれは楽しく
感動的なトークショーになりました。
どんな仕事も「生活」の一部だと気がつこう
テーマは「農業」だったのですが、起業女性……
いや、女性に限らずどんな人にも共通するお話として
どう行動して、どんなチャレンジをし、何を発想をすればいいのか
というヒントをいっぱい詰めこんだトークを展開してくださいました。
一部をご紹介すれば……
*「農業」を自分に関係の無い世界と捉えない
*「暮らし」というくくりで考えよう
*「暮らし」の中で様々な業種とヨコにつながり
ゆるく集まる“ごった煮”感を楽しもう
*女性が得意な「会話の脱線」こそアイデアの根源になる
などなど……。
真面目で一生懸命に取り組む人ほど、周りとの関係がタテ割りになりがちです。
でも、どんな仕事も事業も「暮らし」の一部。
生活の場でつながるものには、すべてビジネスの機会が眠っている――。
フットワーク軽く、肩の力を抜いて、ヨコへヨコへつながることの
スモールビジネスの起業家は、ひとりで頑張りがち。