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あなたが書きたいのは、不安をあおる文章ですか?

2025/04/08

届けたいのは不安か、それとも未来へのワクワクか?

あなたが書きたいのは、不安をあおる文章ですか?


突然ですが、「不幸の手紙」って覚えていますか?




ある日ポストに届いた一通の手紙。


 「この手紙を今日中に5人に送らないと、不幸が訪れる……」


というような、いわゆるチェーンレターです。




子どもの頃、一度は目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。 


紙からメール、そして今ではSNSと、時代が変わってもなお似たような“仕掛け”があちこちに潜んでいます。




そしてそれは、言葉を使ったマーケティングやセールスの世界にも、実はよく見られる手法です。


不安をあおって、人は動く?


こんなご質問をいただきました。




「これを手に入れなければ損をする、残念な未来が訪れる…


といった“あおり型”の文章をブログで書くように勧められたのですが、


それってどうなんでしょうか?」




これは、コピーライティングのテクニックとしては「あるある」です。 


「行動させるには、不安を刺激せよ」とよく言われます。




確かに、健康診断や保険商品の広告などでは、


注意喚起の意味で、ある程度有効な場合もあると思いますし


時には、それが命の危機を回避することにつながることもあります。




でも、私は個人的に、そのやり方がどうしても好きになれません。


だって、私が届けたいのは「不安」ではなくて、「希望」や「楽しさ」だから。




誰かの背中を押す言葉は、ポジティブであっていい


自分の文章で誰かの心を動かしたい。


そう思っている方は多いはずです。




そして、つながりたい相手には「こうなれたら素敵」という未来を感じてもらいたい。


少なくとも、私はそういう気持ちで日々文章を綴っています。




「不幸の手紙」のように、恐れを使って行動させることはできるかもしれません。


でも、それって果たして“心がつながる”コミュニケーションなのでしょうか?




あなた自身が届けたいのは、どんな世界ですか?


あなたの言葉を読んだ人に、どんな気持ちになってもらいたいですか?




どんな言葉を選ぶかは、自分の信念で決めていい


たとえ「この書き方が効果的ですよ」と誰かに言われたとしても、 


その表現が自分の信念に反するのなら、無理に使う必要はありません。




「伝える」ことは、相手を動かす以前に、まず自分との対話でもあります。




・自分はどう在りたいのか


・誰と、どんな関係を築きたいのか


・どんな未来を一緒に目指したいのか




それが明確になればなるほど、言葉は自然と選ばれていきます。



同じ意味でも、伝え方で印象はまったく変わる


たとえば、こんな言い回しがあります。




✓「ブログを書かないと、お客様に出会えませんよ」


✓「ブログを書いたら、会いたいお客様に出会えますよ」




意味は同じなのに、前者には“焦り”や“義務感”が含まれ、後者からは“希望”や“可能性”を感じませんか?




言葉の力は偉大です。


だからこそ、その力をどう使うかは、書き手の責任でもあり、醍醐味でもあります。




私は、自分の言葉で誰かに勇気を届けたい。


読んでくれた人が、「なんだかちょっと元気になった」と思えるような文章を書きたい。


そのために、これからも“明るい未来”を描く言葉を大切にしていきたいと思っています。




自分の気持ちに素直でいることが、伝わる言葉の原点


「どう書けば人が動くか?」というテクニックや理論ももちろん大切です。


でも、それ以前に必要なのは「どんな思いで届けるのか?」という書き手のマインドです。




不安をあおらずに人の心を動かすことは、きっとできます。


それは、あなた自身の「こう在りたい」という願いと、読む人の未来を信じる気持ちから生まれます。


言葉は、伝える道具であり、橋でもあり、未来を創る力を持っています。


だからこそ、どんな言葉を選ぶかは、あなたの心で決めてくださいね。

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