「ウチハシさんって、もっと地に足のついた現実派の方だと思っていたから…正直、驚きました!」
ある日、オラクルカードでメッセージを受け取る講座に参加した際、
講師の先生にそんな言葉をかけられました。
たしかに、構成を考えたり、論理的に言葉を選んだりする仕事をしていると、
どちらかというと「理屈で動く人」という印象を持たれがち。
「あなたは直感を大切に生きる人」
だからこそ、頭で考えすぎる自分を少しずつほどいていきたい——
そんな思いがずっとあったのです。
実際には、すぐに上手にカードを読み取れるようになったわけではありません。
今だって、メッセージと呼ぶには申し訳ないくらい……
色がキレイだ! このパーツに目が行くのはなぜ?
その程度の気づきです。
気持ちは直感で生きたいのに、頭はどうしても理論で動いてしまうんです。
けれども、今年に入ってから、
ずっと引き出しの中にしまってあったオラクルカードを、久しぶりに手に取る機会がありました。
カードを扱うクライアントさんのブログを添削させていただきながら、
私ももう一度触れてみたくなったのです。
軽い気持ちで引いたカードでしたが、そこに描かれた絵や色、言葉にふと心が動かされ、
「あ、今の自分はこんな気持ちだったのか」と気づかされることがありました。
カードが未来を占うためのもの、というよりは——
「今ここ」にいる自分を見つめるためのツールなのかもしれない。
そんなふうに思えた瞬間でした。
その言葉にエネルギーを感じますか?
たとえば、もやもやした気持ちのまま引いたカードに「Golden Opportunity(黄金の機会)」と書かれていたとき。
不思議だけれど、そんな小さな気づきが、今の自分をほんの少し軽くしてくれました。
そして改めて感じたのは、すべての土台は「気持ち」なんだということ。
「できるかな」と思えば不安に包まれるし、
「やってみよう」と思えば少しだけ勇気が出る。
どれだけ優れたやり方を知っていても、根底にあるのは自分自身の感覚や想いです。
だからこそ、日々の言葉にも、そのエネルギーを込めていきたい。
そしてそれが、文章を通じて人に伝わっていくことのよろこびだと感じています。
「文章を書くこと」は、ただ情報を届けるだけでなく、
自分の気持ちや視点を少しずつ深めていくプロセスでもあります。
ブログやSNSも、そうした“自分という人”を伝える場所として、これからも大切にしていきたい。