よくかけられるのが
「コピーライターさんって、難しい言葉もたくさん知ってるんでしょ?」
っていうお声です。
確かに、辞書も愛読書なので(笑)もしかすると、ちょっとだけ多めにストックがあるかもしれませんが
実際にコピーを作るとき、難しい言葉や、耳なじみのない表現は基本的には使いません。
フツーに使っている言葉こそ宝物
実際にコピーを作るとき、難しい言葉や、耳なじみのない表現は基本的には使いません。
普段から目にしたり、誰もが当たり前に使う言葉で書かれていてこそ、
読もうという気になるし、必要以上に頭を使わなくても
意味がちゃんと理解できて、自分に関係のある内容が書かれているのだと
受け止めてもらえるからです。
私が一番心がけるのは、誰もが普段、フツーに使っている言葉(単語)で書くこと。
ちょっとカッコつけて「ひらがな文章術」なんて呼んでいるのですが
コピーを目にした一般の方が「え? これくらいの文章なら私にも書けそうだよ!?」
と思ってくれたらガッツポーズ!
そんな文章が私の理想形です。
なので、常日頃から「ストックしたい」と思っているのは、
ひとつの言葉を言い換えることができる別表現。
例えば「伝える」という言い回しも「伝達」って言えば、
確かにちょっとカッコいい。
「漢字で書けるものは、漢字で表現しないとバカに思われそう」
って、昔言われたことがあってビックリしたんですが
バカと思われようが(いや、誰も思わないから大丈夫)
コムズカシイ表現で、読む気をそいでしまうほうがよっぽどバカです……。
なので、できる限りわかりやすく「伝える」という言葉を私は選びます。
これも、シチュエーションによっては
届ける
送る・贈る
手渡す
受取ってもらう
知らせる
などなどいろんな表現ができますね。どれも決して難しい単語ではありません。
内容や読んでほしい人、書いているモノ(チラシかホームページかSNSかなど)
によって、何を選び、どう組み合わせるかを考えている……
と表現したほうが、ライティングの作業の説明としては
しっくりくるかもしれません。
目的を忘れないで
コピーライティングの目的は
伝えたい人に
伝えたいことを
きちんと伝えること。
文章は、読む人のものだということを忘れないのが