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【NPO法人からのご相談②】「読者がどうなれるか」がない…は本当か?

2023/11/22
【NPO法人からのご相談②】「読者がどうなれるか」がない…は本当か?

【NPO法人さん向けの文章づくり講座に参加してくださった方が

感想と一緒に質問を書いてくださっていました。



Q:非営利で、「読者がどうなれるか」ということが無いケースが多い。

NPO広報ならではのコピー作成のコツが知りたい。



もしも多くのNPO法人さんが、質問くださった方と同じような

課題を感じていらっしゃるなら、めちゃくちゃもったいないので

参考にしていただきたいと思います。

コピーづくりに必要なのは「コツ」ではない

1.届けたい相手が知りたいことを、見つけて伝える


届けたい相手が個人であれ企業であれ、

発信する手段がSNSであれ紙面であれ、

基本は同じです。



相手が知りたいこととはすなわち、困っていることや悩んでいること、解決したいこと。



その解答なり、解決策なり、ヒントなりが見つかる発信であれば相手に届きますよね。



NPO法人さんの場合、立ち上げのきっかけが「地域課題の解消」であるケースが多くないでしょうか。


これに困っている人を助けてあげたい。

それがわからない人の力になりたい。

あれを求めている人にヒントをあげたい。



つまり。


読者がどうなれるかとはすなわち、

NPOさんが解消してあげたいと思っている地域課題が解消された状態です。


2.相手を想う「気持ち」だって「どうなれるか」の答えになる


例えば、不登校生を抱え、悩みの中で八方ふさがりの保護者の方に

「話すだけでも気持ちの整理ができて出口を見つけるヒントに出会えるよ」

って発信してあげるのも「読者がどうなれるか」ということです。



だから、むしろ、営利活動の一般企業や事業所より

「読者がどうなれるか」の中身はたくさん揃っているのです。



「あれができます」「これができます」「こんな手段を持ってます」

って伝えるのじゃなく



「あなたのその悩みがこんな風になります」

「あの困りごとがきっとこうなりますよ」

って伝えてあげてほしいのです。



NPOだから特別なコツやテクニックが必要なわけではありません。



強いていうならば、「あなたに寄り添っています」っていう気持ちでしょうか。


3.目の前の人に話しかけるように書いて欲しい


 活字にするとなると、つい皆さん身構えてしまいますが

目の前に相談に来られた方にお話しするのと同じです。



「子どもが学校に行けなくて困っています」って相談に来られたら

「それはお辛いですね。よく頑張っていらっしゃいますね」

って、声をかけてあげたくなるはず。



「大丈夫ですよ、私たちがお手伝いします。

子どもさんにとって、いちばんいい方法を一緒に見つけましょうね」

って、解決につながる言葉がけをしているはずです。



それをそのまま活字に変えて発信するのが、コツと言えばコツなのかもしれません。

大切なものほど、目には見えないから


NPO法人を立ち上げ、維持していくのは本当に時間も手間も、気持ちも必要。



そんな活動に取り組まれている皆さんは温かくて、

やさしい気持ちから一歩を出されていると思うのです。



地域のために、誰かのためにというその気持ちを、素直に発信してほしい。



きっとそこには「読者がどうなれるか」のネタが山のように眠っているはずです。



あなたの発信を待っている人がきっと、たくさん、いますよ~♪

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