「お母さん、それは過保護とは言いません。
“マネージャー”って言うんですよ」
ある時、息子のカウンセラーさんが、そう声をかけてくださいました。
そうか、そう呼べばいいんだ!
肩の力が抜け、心がほぐれていきました。
その言葉、丁寧に選びましたか?
言葉が変われば、受取った人の心の持ちようまで変わります。
言葉の力ってすごい!
だからこそ、人に届ける時は「慎重に心を込めて」と心がけています。
あなたも、丁寧に言葉を選んでいますか?
一度、自分が書いているブログやチラシの文章を読み返してみてください。
「悩み」「何でも」「相談してね」。
そんな言葉が並んでいませんか?
守備範囲が広いこれらの言葉は、とっても便利。
ところが、範囲が広いからこそ、受け取った人は共通の体験として
共感することができなくて、届かない、伝わらない結果になってしまうのです。
簡単に思いついた言葉は、伝えたい人の心に響く表現ではありません。
本当に相手を想って届けたいなら、一つひとつの言葉をもっと
大切に選んでください。
いい言葉が、いい仕事を運んでくる
例えば「悩み」と大ざっぱに言いますが、それは本当に「悩み」でしょうか?
「知りたい」「困っている」という表現の方が、共感されるのではありませんか?
また「相談してね」と簡単に伝えるより、「気軽に質問してください」と
伝えられた方が、肩の力も抜け安心して問合せができたりするものです。
そんな言葉を発するためには、相手の役に立とうと思う気持ちを、
育めていることが大切だと思うのです。
私もお客様から「いい仕事をしていただいてうれしい」「お世話になってありがとう」、
そんな温かい言葉をいただくことがあります。
前向きな言葉、励ます言葉、心を和ませる言葉、イヤな思いをさせない言葉。
自分が受け取ってうれしい言葉は、相手にもやる気をもたらし、
前を向かせ、背中を押すパワーになります。
人を喜ばせれば、どこかでまた喜ばせていただけるもの。
気持ちに寄り添い、相手を想って届けた言葉は、
回り回っていい仕事に形を変え、あなたの元へ返ってきます。
言葉磨きは、自分磨き。
愛される起業女性になるために、相手を想う言葉を磨くことから始めましょう。
文章って、人を育てる力も秘めているんですね。