あなたは文章を書く時、どこから書き始めますか?
やっぱり、文頭からですか?
「文末から書く人なんて、いないでしょ」
って声が聞こえてきそうですね。
文末を最初に、文頭を最後に書いてもいい
*考えている時間ばかり長くなり、書きあがるまで時間がかかる
*書きたいことが、なかなかまとまらない
*文章がダラダラと長くなり、何を伝えたいのかわからなくなる
もしあなたも、そんな悩みを抱えているとしたら
「文章は文頭から書くもの」と思い込んでいることが、
原因のひとつかもしれません。
さらに、文章を書く時は初めから清書でなくてはいけないという思い込みから、
「文法が間違っていないか」「言葉選びは適切か」など、
書きながら見直し、確かめては書き直し……
を繰り返すことに時間を費やしていたりしませんか?
丁寧に考えながら書き進めようとするあまり、
次の一行になかなかとりかかれないという声もよくお聞きします。
文章って、文頭から書く必要はありません。
結論が決まっているなら締めくくりの一言から。
文中で紹介したいエピソードからだってOKです。
書けるところ、書きたいところから始めればいいのです。
文章は頭で書かずに、手で書こう
文章をつなぐ適切な言葉が浮かばなければ、
無理にひねり出さなくても「ひとまず」空白にしておけばいい。
「が」か「は」か悩んだら「とりあえず」どちらか入れておけばいい。
漢字を思い出せなかったら、その都度調べなくても「いったん」
カタカナで埋めておけばいい。
まずは頭の中にあるものを、すべて書き出してしまうこと。
一度で書き上げてしまおうと思わず、とにかく書き進め、
2度3度と書き直して最後に清書をすればいいのです。
ボリュームのある文章を書く作業はプラモデルをつくるようなもの。
各パーツごとに書きあげて最後に組み立て全体を見渡して仕上げましょう。
正しい文法や適切な言葉選びを考える前にとにかく手を動かすことが大切です。
頭の中の整理も、思わぬステキな表現も、手が運んできてくれるから。
頭の中だけで書こうとしない。
これが、上手に文章を書くコツです。
「文章を書くって楽しい!」
あなたにも、そう思える日がやって来ますように。