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体言止めは、美しいのか?

2024/02/28
体言止めは、美しいのか?


ある日、X(旧ツイッター)で


気になる投稿に出会いました。




目に留まったのは、


ある作家さんのつぶやきでした。

文章づくりの永遠の課題、「語尾」モンダイ


「依頼された原稿に、修正が20カ所以上入った。


『体言止めの方が美しいから』という、修正指示の理由が納得できない……。」




おおざっぱにまとめれば、そんな内容です。




作家さんが寄稿しようとされていた文章も、そのまま掲載されていました。


その直後からツイッターでは大騒ぎになり、いろいろな方が、


プロの作家へ修正指示を出した行為に対して持論を展開したり、


文章の内容に対して感想が述べられていたり……。



「体言止め」が、トレンドワードにまでなっていました。



ちなみに「体言止め」とは、文の最後(語尾)を名詞や代名詞


(これを体言と呼びます)で終わらせる、表現方法のことです。



プロの文章に、編集担当者ではない人が、修正を指示することが


是か非かは、脇に置いておいて……。




私には、文の終わらせ方、すなわち「語尾」について考える、


いい機会になりました。




「体言止め」だけで、文章は美しくならない


あなたは日ごろから、語尾を意識して文章を書いていますか?



選び方ひとつで文章全体の印象が変わってしまうほど、


大切な役目を果たす語尾。



場合によっては


「単調なリズムに気を取られ、文章の内容がちゃんと


頭に入ってこない」なんていうことだって起こります。




例えば、「3月になりました。


日差しが春らしくなりました。


畑には菜の花が咲いていました。」




なんだか、子どもの作文のような幼さを感じませんか?




これは、3つの文章の終わり方がすべて同じだからです。




読み手に心地よく読み進めてもらい、伝えたいことを胸の奥に


すっと収めてもらうためには、「同じ語尾を続けない」こと。




話題になった「体言止め」も、語尾にメリハリを生む一つの手法にすぎません。




使い方を誤れば、決して「美しい」文章にはならないのです。



もしもあなたが、自分の書いた文章がスッキリしないと感じたら、


「語尾」を見直してみてください。



同じ表現が続いていませんか?



語尾のパターンを知っておくと、それだけで文章力は上がります。



ぜひ、いろいろな文章を読んで、言葉の貯金をしてくださいね。


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