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コピーライターの言葉の見つけ方

2024/02/29
コピーライターの言葉の見つけ方

文章は書くものではなく、見つけるものだと


お伝えしている文章づくり講座。


 


以前、受講してくださった方から、質問をいただいたことがあります。


 


「普段、どんな媒体(雑誌や書籍、新聞、WEBなど)から、


言葉を見つけ出していますか?」


 


回答を考えながら、文章づくりに向き合っている日々を振り返ってみました。




見つけているのは、言葉じゃない


ファッション誌からスポーツ専門誌まで、雑誌を読むのは大好き。


新聞に目を通すのはルーティンだし、本は生涯の友だちです。


WEBも仕事柄、毎日チェックしています。




 でも、そこから私が(コピーライターが)見つけているものは、


「言葉」ではありません。



「こんな時、人はこんな風に感じるんだ」


「そんなものの見方や捉え方があるのか」


「世間の関心はそっちを向いているんだ」




というように、言葉にするための「素材」を集めているのです。





文章づくりとは、その素材をもとに、


自分の引き出しにストックした言葉の中から、


何を選べば伝わるか、どれとどれを組み合わせれば、


読む人の心に残る表現になるかを考える作業なのです。




「コピーライターは女優であれ」


文章の向こう側には、必ず読み手がいます。



人を動かすための文章を書きたいなら、読み手の心情や行動、思考を


知らなければなりません。




文章づくりの仕事を始めたばかりの頃、先輩から


「コピーライターは、女優になりなさい」と教えられました。




届けたい人、伝えたい人になりきって、


気持ちや考え方、どんな時にどんな行動をとるのかに、


思いを巡らせること。




共感されてこそ、人の心も体も動かすことができるからです。




とはいえ! 言葉は生き物。




使い方にトレンドが生まれたり、異なる意味が増えたりします。


新しいカタカナ語が登場することも、しばしばです。


言葉のパトロールは、欠かせません。




メイクやファッションなど、トレンドを押さえたいなら、


やっぱり雑誌が大活躍!


時事用語は新聞で。


初めて目にするカタカナ語は、取り急ぎWEBでチェックです。




 一番怖いのは「うろ覚え」の言葉の使い方。


正しい表現だと、思い込んで使っている言い回しって、


誰にでもあるものです。




そんな時、一番頼りになるのはやっぱり辞典。


文章づくりは、ぜひ国語辞典を一冊、


手元に置いて取り組んでくださいね。

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