仕事から離れ、好きなことを好きなように書く場所を持とうと
noteにアカウントをつくったのは2022年のこと。
どうせなら、量稽古の場として文章スキルを磨くんだと決心し
「エッセイ100本チャレンジ」に取組中です(まだ36本……トホホ)。
たいして人様のフォローもせず、アピールもしないので
フォロワーさんの増え方もぼちぼちですが
それでも、どこかで誰かが読んでくださっていて
「スキ」を押してくださったり
丁寧なコメントをくださったりする方もあり
文章を通じてご縁が生まれる楽しさを味わっています。
文章づくりで交流中です
noteってご存知ですか?
利用者同士が交流できる、ブログに似たウェブサイトです。
これからライターを目指したいという人まで
そんな環境なので、文章づくりの励みになる一方で
ついつい他者の投稿と、自分の書いたものを比較してしまい
「あー、私なんてダメだー」と落ち込んでしまうこともたびたび……。
30年間、書くことに携わっていても、文章スキルも、
ライターとしてのメンタルも、全然成長していない自分に
ため息が出ることもあります。
そんなnoteでつながっている方が、とてもすてきな言葉を
紹介してくださっていました。
何十年経っても、大切なことは変わらない
「いい文章とは何か、さんざん考えましたら、
結局は自分にしか書けないことを、
どんな人でも読めるように書く。
これに尽きるんですね。」
井上ひさしさんは、1934年(昭和9年)生まれの小説家。
2010年(平成22年)に亡くなるまで、劇作家として、また放送作家として
たくさんの名作を残されました。
もうね、背筋が伸びました。
胸の奥にドーンと響きました。
「自分にしか書けないことを書く」
「どんな人でも読めるように書く」
作家やエッセイストやコラムニストのような
職業ライターに向けた話ではありません。
ライティングを職業としていない
あなたのための言葉でもあります。
ブログに何を書けばいいんだろうと困っているなら、
外へ出て景色を見たり、風を感じたり、人と話をしたり、
日ごろ行くことのない場所を訪れてみたりしてください。
そこで、あなたが感じた気持ちを忘れずに、
言葉や文章にしてみましょう。
それが「自分にしか書けないこと」の入口になります。
「誰にでも書けそう」と思わせる文章ほど、実は書けない
小難しいスキルは不要です。
文法だって正しいかどうかは、この際ちょっと忘れちゃえ!
文章が書ける、好き、得意という人ほど、
どんな人でも読めるやさしい文章づくりは
苦手だったりするんです。
「どう書くかより、何を書くか。」
井上ひさしさんのおっしゃる「いい文章」って、
結局はここに行きつく気がしています。
誰かと比べて落ち込む必要もないし、
スキルを磨くことばかりに気持ちを持っていかれなくていい。
まずは、あなたにしか見えないもの、あなたにしか感じられないことを
意識しながら大切に育むことが、いい文章を書く近道かもしれませんね。
あなたにしか書けないことってなんでしょう?
それは、誰でも読めるやさしい文章ですか?
あなたにしか書けないこととは、
あなただけが持っている強みにも通じます♪
ぜひ一緒に「肩書き」という言葉にしてみましょう。