お布施ブログ100日チャレンジの、お仲間のお一人
のブログで紹介されていた「魂を磨く本選び」のお話に心を惹かれ
魂磨きという視点で、好きな本を振り返ってみました。
阿部さんによれば、魂を磨く本の選び方にはポイントが5つ!
魂を磨く本選び5つのポイント
*すぐに役立つビジネス本、ノウハウ本はNG
*長年読み継がれているもの
*古典や歴史・文学、考えのヒントになるようなもの
*読みやすい本よりも難しい本
*仕事と関係のない本(発想力が広がるもの)
まさにぴったり当てはまる一冊を手元に置いていたんです!
ページを開くたびに背筋が伸びる
子どもの頃から読書が大好きで、今までたくさんの本を読んできましたが
「これは何度も、何度も読み返したい」と思わせてもらったのが、こちらの一冊。
著者:枡野俊明/幻冬舎
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2006年のニューズウィーク日本版で
「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた禅僧による著書。
タイトルにある「美しい人」とは
容姿の美しさではなく、生き方や存在そのものの美しさ。
著書の中では、美しい立ち居振る舞い方を指南されてはいるのですが
「内面からにじみ出てくる美しさを身につけるための一冊」と
いうほうがピンときます。
「所作を整えれば、心も体も生き方も美しくなる」
「清々しく生きることができ、心も強くなる」
「本物の美しさとは、人間そのものの内面からにじみ出てくるものであり、
その心に基づく所作が形づくるもの」
「美しさを知る、持つ、生かす」
本書の趣旨を書きあらわされたこれらの言葉だけでも、
背筋が伸びる思いがします。
日本人は、本来こういう生き方、あり方を重んじてきたはずなのですよね。
愛ある言葉を選んでいるか?
所作を磨くことのひとつに「言葉を整える」ことが
取り上げられています。
職業柄、やはり一番気になるところです。
日本語は、世界でも数少ない美しさを備えた言語だと言われます。
言語学者でなくてもそこは大いに共感できるところ。
最近は、日本語の「乱れ」と表現されたりしますが
いわゆる敬語のマニュアルといった枠や型からはみ出ている「乱れ」というより
他人の存在を大切に思う基本的な敬意が足りなくなっているのだと思うのです。
まさに、心の乱れだと思います。
禅には「愛語」という考え方があるそうです。
慈(いつく)しみの心から発する愛を持った言葉。
思いついたままを言葉にして発するのではなく、
相手はその言葉をどう受け取るかをまず想像すること。
発しようとする言葉が「愛語」かどうか、
見分けるフィルターを自分の中に持つこと。
言葉を扱う職業の人間として頭に置きながら、
改めて今日も文章を書くことに向き合いたいと思います。
命の使い方を考えてみる
「生きる」ことにさほど執着がない私は、
目の前のやらねばならない仕事や作業に
淡々と向き合うだけの毎日を送ってきました。
たまたま与えられている時間(命かも…)を
義務として使っているような感覚です。
そんな時に出会った本でした。
本書に記された生き方の美しさに心を動かされ、
同じ生かされている時間ならもう少し丁寧に、
心を込めて使わないと申し訳ないという気持ちになりました。
自分の所作に気を配ろうとすると
自然に動作が丁寧になります。
すると、自分に向き合う時間が増えます。
同じ命を使うなら、美しくありたい。
私らしい命の使い方を丁寧に探してみたいと思いました。
美しくある人生を生きるために
そんな想いで、本書を手にしてから10年以上の月日が過ぎています。
記されている生き方の70の知恵の、いったいいくつが身についたんでしょう。
読み返すことだけは繰り返し、本はずいぶんと傷みが目立ちますが
肝心の人間は、進歩がない……。
「美しさを、知る、持つ、生かす」
また一から、ページを繰って、わが身・わが心を整え直し
少しずつでも、美しくある人生を過ごせる人間になりたいと思います。
そんな魂を磨く本の選び方を教えてくださる
阿部さんのブログ記事はこちらです
チャレンジブログ仲間の本選び