「肩書き」を整えようと決めたら、事務所の柱になる想いに気付き
全部を言葉にできたことで、自己紹介がめちゃくちゃ楽になりました。
さらに、ブログで発信する内容も、Amebaオンラインレッスンでお届けする
お話のコンセプトも、プロフィールとして伝えたいことも
すべてがきちんと一つの方向を向いてくれるようになったので
四半世紀のライター人生の中で、ここ数年がいちばん気持ちが安定しているかもしれません。
自己紹介は、自己PRだから
自己紹介や自己アピールの場面で
「コピーライターです」「取材ライターです」と名乗ってしまっては
伝えたい人に届かない、つながりたいお客様ともつながれないんだ……。
「肩書き」ってホントに大切だと、自分自身がいやというほど実感しました。
でも、どうして「コピーライターです」とか
「取材ライターです」とかじゃダメなのか……。
そこには、こんな理由があるのです。
コピーライターは職業名。それだけじゃ選ばない
そもそも「私、コピーライターです」って言っちゃうと
何が起こる? 何が良くない?
自己紹介をしたとき、隣にもう一人ライターがいたとしたら……。
「私もコピーライターです、おんなじですね!」と声を掛けられ
「ホントだ~、よかったですね!」とは、返事をしないはずですね。
どちらかのライターに依頼しなくてはと思ったとき
隣のライターとの違いを20分かけて説明しなくてはいけないようだと、
誰も聞いてはくれません。
大切なのは
「誰をどうしてあげられるコピーライターなのか」
を一言で伝えられること。
私に何かもたらしてくれそう、役に立ってくれそうと感じさせ
伝わるものこそが肩書きです。
未来のお客様は、目の前にいる人が、
自分にいいものをもたらしてくれる人かどうかにしか興味がありません。
だから、あらかじめ
「私はあなたに、こんなことを届けてあげられるよ」と伝えてあげたい。
ここが抜けてしまっていては、つながりたい人とつながるのは難しい。
それが肩書きなのです。
とにかくお客様は、自分にしか興味がない
SNSにも同業者はたくさんいますから
「私にいいことがある人かな」ってわかるような肩書きが必要なんですね?
インスタなどにも、同業者があふれかえっている中で
まずは、あなた自身に興味を持ってもらえるかどうか。
そのためには、繋がりたい人がどんな人で、
どんな言葉なら興味を持ってくれるかを考えることが大切です。
交流会で「あなたの肩書では、何をしている人かわからない」
「あなたの肩書きは、伝えるべきことが足りていませんよ」と
指摘してくれるお客様はいませんものね。
極論、お客様にはライターでもデザイナーでも何でもいい
職業名だけで終わってはいけない理由、それは、
未来のお客様にとって、相手の職業は何だっていいからです。
手に入れたいモノ、知りたいことをもたらしてくれるなら、
相手がどんな職業でもいいですから。
ライターとして何が得意なんだろう、誰のどんな役に立てるライターなんだろう、
お客様にどう喜ばれるのか、何を受け取ってもらえるのか
今も悩むときがあります。
何年仕事をしていても、落ち込みますし、へこんじゃいますし、失敗したって思います。
だからこそ、誰に何をしてあげられるのか、役に立てるのかって考えるんです。
それがひとつのきっかけになり、自分の仕事を見直すことにもつながるので
常に振り返りは大切だなと思います。
さあ、お客様の立場に立ってみましょう!
あなたなら、どんな肩書きの人を選びますか?