プロフィール記事のシリーズ第2回は、「メニュー・料金」の書き方についてお届けします。
サービスや商品の価格を決めるとき、
つい「相場」や「他と比べて高すぎないか」が気になりますよね。
でも本当に大切なのは、料金の「中身」と「伝え方」です。
たとえば、ある調査によると、現代の若者が1ヶ月に衣料品にかける金額は約6,280円。
10年前の3分の1にまで減っているそうです。
だからといって「安ければ売れる」というわけではありません。
価格だけで判断される商品やサービスは、
他と比較された時に“安さ”しか選ばれる理由がないのです。
一方で、「これなら払ってもいい」と思えるライン――
つまり納得できる価値が伝われば、人は自然とお金を払いたくなるものです。
では、あなたのプロフィールやブログのメニュー紹介は、
そんな「納得」を届けられているでしょうか?
メニューや料金にも必要なのは、選ばれる理由
たとえば、こんな表記をよく見かけませんか?
■アロマトリートメント
【60分】6,000円
一見、必要な情報は書かれているように見えますが、
これでは「メニュー名」と「金額」だけが印象に残ってしまい、
他店と比較されるときに価格勝負になってしまいます。
本当に伝えたいのは、その60分の中で「どんな体験」ができるのか、ですよね。
たとえば
・最初にしっかりとしたカウンセリングがあります
・足湯でリラックスしてから施術に入ります
・アロマはその日の体調に合わせてブレンドします
・施術後はハーブティーで余韻を楽しんでいただけます
こうした「中身」は、提供する側にとっては当たり前でも、
お客様にとっては大切な判断材料です。
料金とサービスのバランスが見えてこそ、
「それならお願いしてみようかな」という気持ちが生まれます。
つまり、メニューの名前を覚えてもらうより、
「どんな人のために、どんな体験ができるのか」
を伝えることの方が、ずっと大事なのです。
プロフィールの中にメニュー・料金を載せるなら――
・どんな行程でサービスが提供されるのか
・その料金には何が含まれているのか
・どうしてその価格設定なのか
こうしたことを、やさしく丁寧に伝えることが信頼と納得につながります。
お客様が知りたいのは、「何がいくらか」ではなく
「その価格の中で、どんな自分になれるのか」。
価格表だけではなく、そこに込められた想いやこだわりを言葉にして届けてみてください。
それだけで、お客様との距離がぐっと縮まり、選ばれる理由が生まれてきます。
たかが料金の書き方、されど料金の伝え方。
プロフィールの印象は、こんなところにも表れるのです。
次回は、プロフィールで伝えたいポイントの3つめをお届けします。