「ウチハシさんの起業体験を、お話しいただきたいんです」
そんな依頼を頂戴したのは、春も終わりを迎える頃でした。
起業講座ではなく、自分自身の体験を話す機会って、
そういえばなかったかもしれない……。
「文章づくりは、人生教室」
これは、かつて受講した文章講座で、印象深く心に刻まれた講師の言葉です。
「自分が感じたこと、心のあり方、生き方を、読み手に伝えるのが文章」
というお話に改めて気づかされたのは、人に伝わる文章も、人を動かす文章も、
テクニックやスキルだけで書けるものではないということです。
ぜひあなたにもお届けしたくて、ご紹介しました。
仕事柄、半年ごとに地元の新聞購読数の資料を手にするのですが、
目を通すたびに、新聞を購読している家庭の数はどんどん減っています。
今はネットニュースで事足りてしまうので、仕方ないのかもしれませんが、
昔から新聞が大好きな私としては、とっても寂しいです。
「プレバト」ってご存知ですか?
芸能人が挑戦した作品や作業を各分野の専門家が判定し、
才能やセンスの度合いを査定する人気番組です。
その中で俳句の才能を競うコーナーが、
我が家のプチブームです。
日本語の美しさや奥深さ、それ以上に難しさも感じながら、
いろいろな作品に笑ったり感心したり、
時にはあきれたりと楽しんでいます。
おけいこ事を始めた時、誰でも基本を習います。
「守破離(しゅはり)」という言葉を耳にしたことはありますか?
「守」まずは基本通りにやってみる
「破」自分らしさを少し取り入れてみる
「離」基本を離れてオリジナル化する
上達へのステップを表したものです。
スポーツでもおけいこでも仕事でも、
最初は基本が身につくまで、お手本通りにやってみることが
大切だという意味ですね。
「仕事って、お役立ちです」
それは今から8年前、初めて受講した起業家向けセミナーでのこと。
講師の口から出たこの一言で、仕事に対する私の世界観がガラリと変わりました。
「仕事って、自分が好きなことを、自分のためにするものじゃない。
できることを、誰かの役に立つために活かすことだったんだ。」
文章を書くことを仕事にしている人は、
ただひたすら文章を書いていると思われがちですが、違うんです。
私たちの最も大切な仕事は書くことより、「聴く」ことだったりします
(これを「ヒアリング」や「取材」「インタビュー」と呼んだりします)。
「お母さん、それは過保護とは言いません。
“マネージャー”って言うんですよ」
ある時、息子のカウンセラーさんが、そう声をかけてくださいました。
そうか、そう呼べばいいんだ!
肩の力が抜け、心がほぐれていきました。
コーヒーが好きです。
引っ越し前、通勤の道すがら、よく立ち寄るコンビニがあったのですが、
このお店には「紙コップの継ぎ目に、ふたの飲み口を重ねないで」って
注意書きが貼ってありました。
そうなんです。ここを重ねちゃうと、飲もうとしてカップに口をつけ、
傾けた瞬間にコーヒーがこぼれます!
(悲しいかな実証済み。白いシャツにシミをつけました……)
相手がとるであろう行動の先を読んだ、ちょっとした配慮。
配られた心の温かさを受け取ると、やっぱりうれしいです。