読み手の心に届く文章を書くために、
必要なモノって何ですか?
よくいただく質問です。
たくさんの言葉を知っていて使いこなせる力……
いわゆる「語い力」なのか。
作家やエッセイストのように
「行間を読ませる」表現力なのか。
はたまた、自分の仕事の専門性を
熱く語るこだわりなのか。
いろんな意見はありますし、
どれも間違いではありません。
言葉数はたくさん知っているほうが
絶対いいに決まっているし
表現力が豊かなほど、読んで面白い文章になるし
専門家として大切にしていることは
丁寧に伝えたほうがいい。
でも、その前に……私には、
もっと大切にしたいものがあるのですが、
それを改めて突き付けられた
SNSの投稿がありました。
昔からスポーツをするのも観るのも大好きです。
高校駅伝の伝統校が存在する地域ということもあり、地元の駅伝熱は相当なもの。
近年は、地元で全国規模の高校駅伝大会も開催されるようになり
さらに、高校野球も強豪校が!
「仕事とはお役立ちです」
初めて受けた起業の講座で、講師が語られたこの言葉が
仕事を続けるうえでの1つ目の転機になりました。
さらに、その数年後……
「あなたは、なぜその仕事をしているんですか?」
ひょんなことからお世話になったコンサルタントさんに投げかけられたこの質問に
きちんと答えられなかったことが2つ目の大きな転機になりました。
「ちょっと、これ見てもらえます?」
ある日、打合せにうかがったお客様に手招きされ
デスク上のパソコンの画面を向けられました。
そこにはあったのは、お客様の関係先のホームページでした。
一見、きれいなデザインだし、レイアウトも美しく整っています。
写真もフリー素材とはいえ、シンプルな構成によく映えておしゃれです。
「すっきり見やすくていいですね」
と答えたら……
「文章がめちゃくちゃなのよ」とため息をつきながら、苦笑いされました。
この道で大丈夫なんだろうか……
対向車が来たらどうしよう……
また変なトコロへ案内してるんちゃうん!?
兵庫県内のいろんなところへ取材にうかがい始めて、
10年になります。
田舎住まいなので、どこへ取材に行くにもほとんどが自家用車。
取材先も田舎にあるケースが多く、毎回カーナビを疑い、
不安になりながら移動することも多々!
走り切った山道のその先が現地で、まるでテレビ番組の「ポツンと一軒家」……
野球が好きなんです。
もちろん「観戦」のほうですが、高校野球、日本のプロ野球(NPB)
そしてメジャーリーグ(MLB)、子どもの頃から、つかず離れず追いかけています。
なかでもMLBは、野茂さんが海を渡られたのをきっかけに
なんとなく興味を持ち始め、イチローさんの渡米と言わずもがなの大活躍で
一気に身近なものになりました。
そしてダメ押しは大谷翔平選手。
その後、山本由伸選手も後に続き、今ではすっかりNPBより応援に力が入ります。
「肩書き」を整えようと決めたら、事務所の柱になる想いに気付き
全部を言葉にできたことで、自己紹介がめちゃくちゃ楽になりました。
さらに、ブログで発信する内容も、Amebaオンラインレッスンでお届けする
お話のコンセプトも、プロフィールとして伝えたいことも
すべてがきちんと一つの方向を向いてくれるようになったので
四半世紀のライター人生の中で、ここ数年がいちばん気持ちが安定しているかもしれません。
かつてタロット占いをお願いした鑑定士さんが
コピーライターという仕事をご存知ですか?
広告制作って、基本的に分業制です。
企画を立てる人、イラストを描く人、写真を撮影する人、
現場監督のように全体を指揮する人などなど、
誰が何を担当するのか決まっています。
そして、それぞれが各分野の専門家たちです。
私はその中の、企画や言葉・文章づくりを担当していました。